非モテの城

童貞が彼女を作るまでの記録

非モテがクラブに行った話

この時は「色んなことを経験したい」という気持ちが強かった時期だったでクラブに行ってみることに。高校の同級生の織田を誘いました。(織田も僕と同じく彼女いない歴=年齢の非モテですが、僕とは違い焦りはなく、相席やクラブに行くのを嫌がるタイプなのでOKされたのが意外でした。)


調べたらどうやら0時から開店らしく、シラフではキツいと判断した僕達は東京に住む織田の家である程度飲んでから行くことに。


宅飲みの時点でそうとう酔ってしまい、調子に乗ってポケットにストロングゼロとお菓子を入れて入店しようとしたら、入り口の黒人に全て没収されました



幸先は悪いですが、いよいよ人生初のクラブに入店。店内は暗くて爆音が流れ、みんなが踊っているわりとイメージ通りの空間でした。
ただ1つ予想外だったのは人の量。
階段やロッカーの前以外は人で溢れていて移動も困難なレベルでした。


心が折れそうになりましたが人ごみをかき分け、なんとか中央のカウンター的な場所にたどり着き、とりあえず800円くらいの割高のビールを買い、織田と乾杯。



僕達は踊れずEDMも特に好きではないのでクラブ自体は楽しめないと分かっており、ナンパが目的だと割りきっていました。
ですがあまりにも"陽キャの場"感が強すぎたのか、少し店内を散策した時点で織田は完全に心が折れてしまい「俺はここにいるよ…」と店の端でモンストを始めてしまいました。





織田脱落。






入店から30分も経たないうちに1人になってしまいました…。仕方がないので1人で店内を回ります。



改めて店内を回って気づいたのはナンパしてる男がめちゃくちゃ多いことです。
お喋りは当たり前で、腰に手を回したりハグしたりキスしてる人達も何組もいました。羨ましいので僕もアタックしようとしますが、緊張してしまい全く声をかけられません。
女の子なんてめちゃくちゃいるのだから、いくらでもチャンスはあるのですが自分でもムカつくほど何もできません……。



僕も心が折れかけましたが、とりあえず織田の所に戻り報告をしていると、近くで女の子が突っ立っていることに気がつきました

クラブに多いパリピ系ではなく、おとなしそうな子だと気づいた途端元気が出てきて、「声をかけよう」と織田を誘いましたが、モンストに夢中だったので1人で話しかけます。



「こんばんは!」
「こんばんは」
「踊らないんですか?」
「疲れちゃって…」
「手繋いでいいですか?」
「………」


童貞なので強引に手を繋いでしまいましたが、嫌がられず。



人生で初めて女の子と手を繋げました!!



その後少し喋りましたが、酔いと手を繋いでいる興奮で内容は覚えていません。


そしていよいよ会話も終盤!




「良かったらホテル行きませんか?」
「え~行かないです!」
「土下座するんで!お願いします!」
「意味わかんないです」
「損はさせないんで!変なことしないんで!」
「じゃあ何するんですか??」
「………………。」
「………………。」
「………………!」
「モンストッ!モンストやりませんか!?」

「そろそろ帰ります」


その後も華麗な交渉術で粘りましたが、結局下の階に逃げられてしまいました。


僕の勇姿は見たかと織田に確認すると「めちゃくちゃ頑張ってた!」と褒められましたが、スマホを触る手は止まりません。




とりあえずモンストやめろよ^^




少ししてやっぱりさっきの子が惜しくなり下の階に探しに行ったら他の男とがっつりキスしてました…。




閉店まで店内を散策し別の子を狙いましたがビビってしまい、結局最後まで声をかけることは出来ず…。
朝4時半頃に店を出て僕達のクラブは終了。
モンストが大嫌いになった1日でした。




【反省点】
1番のミスは酔いすぎていたことだと思います。
頭が回っておらず、特に何も考えずにクラブ内を徘徊する時間が多く、真剣に成功を求めて行動出来ていませんでした。
普通に考えたらもっと声をかけれたと思います。

あと手を繋いだ子との会話がキモすぎました。頭を使って話を膨らませることを放棄し、とりあえず誘うという楽な方に逃げてしまいました。


酒を超神水か何かだと思っていましたが、酔ったところで多少の恥じらいが消える程度で、本来の能力以上のコミュ力が得れるわけでもないので今後は飲み過ぎないようにしようと思います。


【クラブの評価】
手軽さ…●●○○○
楽しさ…●●○○○
可能性…●●●○○


たしか値段は深夜0時~朝5時までい放題で3000円(飲み物は別料金)とそこまで高くありませんでしたが、僕的には精神的にも肉体的にも疲れるので、あまり頻繁には行ける気がしませんでした。なので2点。

爆音&人が多すぎるというシンプルにキツい空間の上、やることが踊るか音楽を楽しむかナンパなので、どれも出来ない人間には当たり前ですが辛い場所です。そのうえ周りにはキスしたり楽しそうにしている男女がたくさんいるので、軽い気持ちで行くと危険。非モテには辛い空間でした。
ですが成功してる男もいっぱいいたし、僕も手は繋げたので頑張れば楽しめる場所だとも思いました。

そしてこれだけエロい空間なので、彼女が出来るかは分かりませんが、色々"可能性"はある気がします。



暗いしうるさいのでブサイクコミュ障が目立ちにくく、積極性さえあれば意外といける場所な気がしたので、またリベンジしたいです。